Negla
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油皿手塩皿


瀬戸の油皿……じゃないかと思う。ここに油を注いで、灯芯をひたして火を灯す。電気一辺倒の生活が見直されようとしている今、再び油皿が油皿として使われる時が来るかも?いや、さすがにそれはないかしらね。

これを書いている今、雨が降って来た。新潟は豪雨だという。幼い頃、近くに雷が落ちると停電していた記憶がある。思えば大人になってから停電を経験したことがない。今でも落雷による停電ってあるのかな。

停電すると母は懐中電灯を点けていた。当時すでに緊急時の明かりはろうそくではなかった。先日観た「女の中にいる他人」という映画では、雷の鳴る夜に「今夜は停電するかもしれない」と言って妻が燭台を持ってくるシーンがある。やがて予想通り停電し、妻はろうそくに火を灯す。そのほの暗さの中、夫はそれまで切り出せずにいた自分の罪について語りはじめる。

電気の下では告白できなかったことが、ろうそくの灯りの下では告白できる。ああ、わかるなぁと思った。電気はあまりにも全てを等しく照らし過ぎるんだよね。現代人にはもっと闇が必要なのかも。そしたらもっと、こう、世界との向き合い方が変わる気がする。

ここはひとつ油皿の出番と言いたいとこだけど、まぁ、現実的に考えると灯りはろうそくにおまかせして、このお皿は手塩皿として食卓にあげるのがよかろうかと。もしくはこのお皿にろうそくをのせるとか?

明日、明後日は13時〜19時の通常営業です。翌1日(月)から長めの夏休みに入ります。15日から営業再開です。よろしくお願いいたします。

※訂正/8月15日(月)も所用によりお休みさせていただきます。次のオープンは8月16日(火)になります。よろしくお願いいたします。
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